茶器 八ツ橋絵 平棗 即中斎在判箱
(ちゃき やつはしえ ひらなつめ そくちゅうさい ざいはんはこ)
平棗の点前は扱いがありますので注意が必要です。
蓋裏側
蓋裏には即中斎宗匠の花押があります。
箱蓋裏
「八ツ橋 平棗 花押」
(やつはし ひらなつめ)
アヤメ、菖蒲、カキツバタはこの時季に用いられます。特に菖蒲とカキツバタは水辺に群生しますので、主題の水を連想させます。八つの橋が掛けられているのも、池畔だからです。
作者は京都の鈴木睦美(すずきむつみ)という男性ですが、会記には書きません。